
赤ちゃんの睡眠を「見える化」し、家族全員の夜を穏やかにする、猫型のスリープアシスタント(見守りデバイス)と連携アプリ。
UXリサーチ
ハードウェアUI
筐体スケッチ
Node.js
Socket.io
プロトタイピング
課題・授業
UTC(コンピエーニュ工科大学)UXD1課題 — 担当教員:Nicolas Esposito
チーム
Blanche Nguyen · Gakuto Sasabe · Hafizh Yasir Hamdani · Shiqi Yu
担当領域
ユーザーインタビュー、ハードウェアUI・筐体形状のスケッチ設計、技術方針の検討・実装
研究
親5組への半構造化インタビュー・ローファイ検証・親4組へのハイファイテスト
子どもの睡眠は発達・心身の安定に直結するが、多くの親は「何が眠りを妨げているのか分からない」「泣いている理由が理解できずパニックになる」「毎晩の対応で心身ともに消耗する」という悩みを抱えている。
5組の親へのインタビューでも、寝かしつけに20分〜1時間かかる・夜間も2〜3回起きる・手探りの対応で罪悪感やパートナー間の負担差が生じる、といった声が共通していた。
既存製品(ホワイトノイズマシン、防音イヤーマフ、スマートベビーベッド、Babyplusなど)は「見守り(分析)」か「介入(あやす)」のどちらか一方に偏っている。
仮説:両方を1つのやさしいデバイスに統合すれば、親の負担を減らしながら愛着関係も損なわずに済むのではないか。
ベトナム・インドネシア・中国・日本と出身の異なる4人チーム。価値観や進め方の前提が違う中での協働だったが、そうした環境でこそ自分の強みが発揮しやすいと感じている。
6歳・9ヶ月の子を持つ父親を担当し、表面的な要望ではなく「本当は何に困っているか」を引き出すことを意識した。
抽象的な「こういう雰囲気にしたい」というイメージを、実際に触れる形へ落とし込む役割を担った。
スマホ+Webアプリ方式を選定し、Node.js / Express.js / Socket.ioによるリアルタイム通信の仕組みを設計・実装した。
エンジニアとしての実務経験とUXデザインの視点の両方を持っていたことで、「作れるかどうか」と「使いたくなるかどうか」の両面からチームの意思決定に関わることができた。
ダブルダイヤモンド 6ステップ
Why / Who / Where / When / What / Howを整理し、プロジェクトの軸を定義した。
3Dプリンターとスマートフォンを使ったファンクショナルプロトタイプとアプリUI、その裏側のリアルタイム通信を制作した。
ローファイテスト
「日常の大きな課題を解決しうる」と好評だった一方、「Wi-Fi等の電磁波」への懸念が新たに浮上した。
ハイファイテスト(親4組)
「機能的で分かりやすい」と好評、「煙感知器も追加してほしい」という拡張要望も獲得。一方で「高齢世代には技術への抵抗感がある」「操作が複雑」という課題も判明した。
学内課題としての小規模検証だが、初期コンセプトの受容性と次に解くべき課題を具体的に特定できた。
インタビュー5組・ハイファイテスト4組と少人数で、統計的な裏付けには限界がある。
実機デモはスマホ画面を筐体に組み込んだ簡易プロトタイプで、実センサーの精度は未検証。
Wi-Fi接続への電磁波懸念、高齢世代のユーザビリティ格差など、次に取り組むべき課題が明確になった。