
クナイ型デバイスで見えない手裏剣を投げ合う、忍者になりきれる新感覚シューティングゲーム。
ハードウェア設計
3Dプリント
Webアプリ
赤外線・組み込み
ゲームデザイン
Maker Faire
課題・授業
宮城県石巻市の地域コミュニティ復興イベント「第8回太陽祭り」向けに企画(2018年)
チーム
あいらぼ*(ailab*)— 大阪拠点、休日にものづくりを続けるエンジニアのチーム
担当領域
ライフデバイスの筐体設計(CAD)、二台目クナイデバイスのデザイン、Web管理アプリの設計・開発
受賞・実績
GUGEN2019:メイカーバザール賞・Quadcept賞を含むスポンサー賞を受賞
XSAは、東北復興支援ボランティアに参加していたエンジニアたちの「被災地の子どもたちを笑顔にしたい」という想いから生まれたプロジェクト。2018年、宮城県石巻市で開催された地域コミュニティ復興イベント「第8回太陽祭り」に向けて企画された。
コンセプトの軸として「分かりやすくて、動きが派手で、やりたくなるもの」を目指し、単なる銃を撃つガンシューティングではなく、「忍者みたいに手裏剣を投げる」という、日本らしく直感的なモーションを採用するというアイデアに至った。特別な技術や説明なしに、大人も子供もその場で忍者気分を味わえることを目指した。
コンセプト:引き金を引く代わりに「投げる」— クナイ型のデバイスと、手裏剣を投げる自然な動作。

「あいらぼ*(ailab*)」は、大阪を拠点に活動するチーム。メーカーで働くエンジニアたちが、本業だけでは飽き足らず休日にも集まって「ものづくり」を続けているグループで、XSA以外にも手裏剣型サバイバルゲームデバイスや身体拡張デバイスを制作している。
ライフデバイスの筐体形状をCADで設計し、3Dプリンタでの製作につなげた。
二台目のクナイデバイスのデザインを担当した。
PC・各デバイスをWi-Fiで接続し、ゲームの開始/終了、体力上限などのバランス設定、進行状況・残り体力のリアルタイム確認を行うアプリを設計・開発した。
ハードウェアの意匠設計から、それを動かすソフトウェアの実装まで、プロダクトの「見た目」と「動く仕組み」の両面に関わった。
お祭りの企画から、何年もの休日開発へ
東北復興支援ボランティアでの経験から、被災地の子どもたちに笑顔を届けるイベント用コンテンツを企画した。
「派手さ」「分かりやすさ」「やりたくなる感覚」を軸に、忍者×手裏剣というモチーフを選定した。
クナイデバイス、ライフデバイス、リアルタイム管理アプリの3つを開発。筐体は光造形3Dプリンタで製作し、子供心をくすぐるクナイ型デザインに仕上げた。Li-ion充電池+USB-C充電により、長時間の連続プレイに対応している。
クナイデバイス
シュリケンを投げるモーションをオリジナル基板とタッチセンサーで検知し、家庭用リモコンと同じ赤外線技術で攻撃を発射。34個のフルカラーLED、バイブレータ、スピーカーで臨場感を演出する。
ライフデバイス
赤外線を受信し、被弾を93個のフルカラーLEDの点灯で可視化する体力表示専用デバイス。
リアルタイム管理アプリ
PC・各デバイスをWi-Fiで接続し、ゲームの開始/終了、体力上限などのバランス設定、進行状況・残り体力のリアルタイム確認を実現。物陰に隠れて相手の位置が分からない状況でも対戦できる、戦略性のあるゲーム進行を可能にした。
太陽祭りでの初披露以降、本業の傍らで改良を重ねながら運用を継続している。
GUGEN2019、Ogaki Mini Maker Faire(2022)、Maker Faire Kyoto(2023)、Maker Faire Tokyo(2023)に出展した。
XSAは、次の4点で本格的なバトル体験を実現する。
自然なモーション
特別な技術を必要とせず、手裏剣を投げる自然なモーションだけで誰でもすぐに遊べる直感的な操作性。
安全で本格的なバトル
家庭用リモコンと同じ赤外線技術を応用することで、安全に本格的なバトル体験を実現。
多感覚フィードバック
光る・鳴る・振動するという多感覚フィードバックにより、実際に忍者になったような没入感を演出。
多様なゲームモード
Wi-Fi経由のリアルタイム管理アプリにより、個人戦・チーム戦・大将戦など多様なゲームモードを、運営側が簡単にコントロール可能。
単なる「光る玩具」ではなく、被災地の祭りのような屋外イベントでも運用できる、エンターテインメント性と運営のしやすさを両立したプロダクトとなっている。
GUGEN2019(ハードウェアコンテスト)
メイカーバザール賞・Quadcept賞を含むスポンサー賞を受賞。
Maker Faire出展
Ogaki Mini Maker Faire(2022)、Maker Faire Kyoto(2023)、Maker Faire Tokyo(2023)に継続出展。
複数年にわたる運用
2018年の初披露から現在まで、本業を持つメンバーが休日を使って改良を重ねており、単発のプロトタイプで終わらず、複数年にわたり多くの子どもたちに実際に届けられているプロダクトとなっている。